結論から言うと、選択肢が増えるほど、人は決められなくなる。
先日、知人と会食で新宿の火鍋屋に入った。
中国発祥の大規模チェーン店である。
スープを選び、具材を選び、
その後、セルフサービスで店内に数か所ある、
スパイスやタレの並べられた大きな台に向かう。
卓上には、見たこともない香辛料や調味料やタレがずらり。
何をどう組み合わせればいいのか分からず、
うーん。しばらく手が止まった。
「自由に選べるはずなのに、選べなかった」
あなたにも経験はないだろうか。
これは心理学では「選択のパラドックス」と言われる。
選択肢が増えるほど自由は増すはずが、
選ぶのに疲れ、逆に不自由さを感じてしまうというもの。
ただ、同じ店でも、常連はほとんど迷わない。
彼らはスパイスをすべて見ていない。判断が速い。
「今日は辛め」「前回と同じ」「これを足せば大丈夫」
そんな自分なりの判断軸を持っている。
違いを生んでいるのは、選択肢の数ではない。
「どう選ぶか」を知っているかどうかだ。
マーケティングとしての教訓はシンプル。
マーケティングの役割は、選択肢を増やすことではなく、
「判断軸」を渡すことだ。
あなたの提供しているものは、「選択肢」だろうか。
それとも、迷わず選べる「判断軸」だろうか。
(2026年3月23日X・Instagram投稿)
コラム
選択肢が多すぎると選べない?意思決定の正体
2026年5月15日
西
西森 弘造
2026年5月15日 • 1分で読めます
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