ブランドは「日常風景の一部」になった瞬間に忘れ去られる。
先日、家の近所の商店街を歩いていると、
見慣れた一角がいつの間にかガチャポン専門店に変わっていた。
「あれれ、こんな店ができたんだ」と思った次の瞬間、
ふと疑問、
「あれ?前は何の店だったっけ?」
もう何年も毎日のように通っていたはずなのに、まったく思い出せない。
記憶は驚くほど曖昧。
みなさんは最近、無くなって気づいたお店があるだろうか。
心理学には「逆行干渉」という概念がある。
新しい情報が入ると、古い記憶が引き出しにくくなるというもの。
ガチャポン店という“新しい刺激”が、以前の店の存在を上書きしてしまったようだ。
前の店を忘れたのは、その店が「ただの風景」でしかなかったから。
一方で、「家族で食事した店」や「店主と話した店」は、
店が変わっても強く記憶に残る。
そこには「エピソード記憶」があるからだ。
教訓はシンプル。
背景の一部に溶けたブランドは、生き残れない。
だからこそブランドが目指すべきなのは、「記憶に残る体験」をつくること。
接客、コミュニティ、イベント、毎朝店主が焼くパンの香り、
顧客の人生の小さな場面に入り込む工夫である。
その瞬間、ブランドは単なる「場所/モノ」ではなく、
「思い出」として残り続ける存在になる。
あなたのブランドは、誰の記憶に残っているだろうか。
(2026年2月11日X/Instagram投稿)
コラム
前の店を思い出せない現象から考える、忘れられるブランド
2026年4月1日
西
西森 弘造
2026年4月1日 • 1分で読めます
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